子連れだと車が圧倒的に楽。成田空港の駐車場事情。

カイ川から見たニャチャンの街並み
子連れに最適な成田空港までの交通手段は?
わが家は東京在住ですが、これまで成田空港へは電車で行っていました。
しかし、子供と大きい荷物を抱えて電車を乗り継ぐのはとても大変で、特に今回ベトナムへの出発便が9:30発と早いため、2時間前に成田空港に到着するためには始発に乗る必要があり、超ハードでした。
そこでふと選択肢として浮上したのが車で成田空港に行くプランです。車であれば、早朝出発だとしても子供はそのまま寝ていけますし、何と言っても荷物を持ち歩かなくていいのでかなり楽チンです。
問題は時間とコスト的にどうなのかというところですが、仮に最も高額の駐車場である成田空港のP1/P2駐車場を5日間利用した場合、ざっくり下記のような計算になります。
※ルートを単純化するために新宿駅発着にしていますが、実際には電車に乗っている時間だけでなく、自宅から最寄り駅までの所要時間も見ておく必要はあります。
※大人2人と未就学児の子供1人の場合
※燃費はだいぶ悪め、ガソリン代はだいぶ高めの試算
※駐車料金は深夜早朝割引適用
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車の場合
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所要時間:1時間9分
高速代(普通車):2,740円×往復=5,480円
駐車場代(P1駐車場):7,220円
ガソリン代:走行距離77km÷リッター10km×リッター120円×往復=1,848円
合計:14,548円
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成田エクスプレスの場合
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所要時間:1時間19分
電車代:3,390円×大人2人×往復=13,560円
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スカイライナーの場合
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所要時間:1時間33分
電車代:2,659円×大人2人×往復=10,636円
と、時間的には圧倒的に車です。さらに最寄り駅までの移動時間を考えると、確実に車が早いです。
コスト的には成田空港P1/P2駐車場を利用する限りは成田エクスプレスより1000円ほど高いです。しかし、逆にいうと駐車場代が6000円ぐらいに収まれば、成田エクスプレスよりも安いことになります。
一方、成田空港のP1/P2駐車場以外の駐車場、あるいは民間駐車場を利用する場合は、駐車場代はぐっと安くなりますが、駐車場から空港までの移動時間がこれに追加されます。
これらを総合すると時間的にも金額的にもどうやら電車とトントンということがわかりましたので、急遽出発の10日前に駐車場を探し始めました。

ニャチャンのナイトマーケット
成田空港近隣の民間駐車場は選択肢が豊富
まず成田空港のオフィシャル駐車場を調べましたが、さすがに年末で混み合っているうえに間際ということもあり満車。一部空いている日もあるのですが、当然ながら5日間であれば5日とも空きがないと停めることはできないので、無理でした。
となると成田空港周辺にある民間駐車場を探すことになるのですが、こちらも混み合っており、わかりやすく「安くてサービスのよい駐車場」から順に埋まっているようでした。ネットで調べるかぎり、USAパーキングというところが人気がありそうです。
民間駐車場はサービス競争が激しく、たいてい屋根付き、固定式、帰国時お届け、洗車サービス、ポイントバック(Tポイント等)などのサービスでそれぞれ付加価値を競い合っています。
固定式は決まった駐車スペースに駐車できるタイプで、固定式じゃない場合は車のキーをスタッフに預けてスペースの都合で適宜移動されるタイプです。移動の際に傷をつけられてしまう可能性もゼロではないので、気分的にはやはり固定式のほうがいいですし、野ざらしよりは屋根付きのほうが望ましいですが、そういう駐車場はなかなか空いておらず、結局移動式のABCパーキングというところを予約しました。
各社料金体系が微妙に違っていて、年末年始は繁忙期料金が別途かかったり、色々キャンペーンみたいなのがあったりなかったり、単純にどこが一番お得というのは言いづらく、各社のホームページで料金を比較するしかなさそうです。
ABCパーキングは帰国時お届けで6400円(税込)でした。帰国時お届けというのは、帰国時に成田空港から連絡すると駐車場から車を持って来てもらえるサービスです。