ニャチャン名物ブンカーBun Caを食べる

ニャチャン名物ブンカーBunCa
さつま揚げ入りの汁麺、ブンカーBun Ca
ポーナガル塔近くで偶然目に止まったローカル食堂にて、おばちゃんの勧誘に誘われるままテーブルに着くと、身振り手振りで「2つでいい?」と聞かれ、何を2つなのかもよくわからないまま、ともかくおまかせすることに。
本当は3歳児も結構食べるので、大人のごはんの取り分けではなく、子供用に何か軽いものを注文したかったのですが、おばちゃんの手際が良すぎるオーダーになすすべもなく、さらに言うと恒例の昼ビールも飲みたかったのですが、ささっと厨房にはけてしまい、追加注文もできず。。
まあ、こういうのも面白くていいと思うので、無駄な抵抗はやめて、料理が出てくるのを待ちました。
数分して出てきたのは、丼に入った汁麺。麺の形状は平打ち麺のフォーではなく、丸麺のブンです。そして、具としてさつま揚げをカットしたものが載っています。
そう、これがおそらくブンカーBun Caです。店先の看板にBun Caと書いてあったので、元々食べたいと思っていたものを的確に持ってきてもらえた形です。
エスパーかよ!と思いましたが、ブンカーBun Caはニャチャン名物なので、一見で来た外国人が注文するものと言えば、九割九分ブンカーBun Caなんでしょう。
そもそもさつま揚げ自体がニャチャン名物で、事前にネットで見た情報では、チャーカーCha Caと呼ばれるベトナム風さつま揚げで、サワラとかのすり身で作るそうです。以前ハノイで同名のチャーカーという魚と香草の鍋料理を食べたことがありますが、それとは全く別物です。(日本語で書くと同じ「チャーカー」ですが、おそらく発音が違うのだと思います)

こぎれいな店内。そして手際のよすぎる客さばき・・・

食堂のおばちゃんがブンカーBun Caの食べ方を解説
バナナの花のトッピングがベトナムっぽい
さて、ブンカーBun Ca。単にチャーカーが載ったブンというだけでなく、付け合わせにバナナの花が付いてくるのも特徴のようです。写真のミョウガの千切りみたいなやつがバナナの花です。
バナナの花ってなんじゃいという気がしますが、東南アジアではわりと普通に食べられていて、以前カンボジアでも食べたことがあったので見た目ですぐわかりました。
さらにカスタマイズ用の調味料も色々出てきました。技ありなのが、名前はわかりませんが、灰色のドロドロした調味料。おそらく発酵させた魚の塩辛のようなものだと思いますが、旨味が凝縮されていて、スープに少し入れると一気にコクが増す優れもの。日本のうどんにも合いそうです。
サービス精神旺盛なおばちゃんはそれらの食べ方を身振り手振りで教えてくれました。子ども用の取り皿も持って来てもらい、調味料を入れる前に取り分けると3歳児でもおいしくいただくことができました。ありがたいことです。
逆に日本の丸亀製麺とかにベトナム人が来たらシステムがわけわからないだろうなあ、、などとふと思いました。
おいしいブンカーBun Caを食べ終わり、午後は3歳児のお昼寝タイムなので、タクシーでホテルに戻りました。
流しのタクシーを適当に拾いましたが、帰りも特にトラブルなく、普通にメーターどおり明朗会計。ドライバーがスマホでグーグルマップのナビ機能を使っていたのが印象的でした。

店先に小さくブンカーBunCaの看板。おばちゃんのイラスト入り。