ニャチャン大聖堂はやたら中国人が多かった

ニャチャン大聖堂の内部。ここでミサが行われる。
今も現役で使われているニャチャン大聖堂
入り口で謎の入場料を払わされて、石畳の坂道を登るとニャチャン大聖堂です。坂道にはキリスト教の聖人像が並んでいます。
最初は気づかなかったのですが、グーグルマップを見ると実はニャチャンの鉄道駅のすぐ近くで、ニャチャン大聖堂の立つ丘のすぐ裏には線路が走っているようでした。
ニャチャン大聖堂はフランス領インドシナの時代、1930年に建築されました。それほど古いわけではないのですが、重厚なゴシック様式の建築で、一見何百年も経ってそうな佇まいです。
大聖堂の内部も見学でき、実際にお祈りしている人がたくさんいます。1日数回ミサも行われていて厳粛な雰囲気。ステンドグラスもきれいです。
ちなみにベトナムの宗教は仏教が一番多く、タイやミャンマーなどの上座部仏教とは異なり、日本や中国と同じ大乗仏教です。仏教に次いでキリスト教が多く、人口の1割ぐらいを占めるようです。
特徴的なのは、仏教、キリスト教に次いで信者が多いカオダイ教やホアハオ教といったベトナム発祥の新興宗教です。新興宗教といっても政府が公認する6つの宗教のうちの2つを占めているので、日本の新興宗教のイメージとは違いそうです。創価学会みたいな立ち位置なのかな、、。

重厚なゴシック建築のニャチャン大聖堂

ほこらに祀られているキリスト像
中国人観光客が写真を撮りまくり・・・
そんなニャチャン大聖堂ですが、やたら中国人が多いのが印象的でした。たまたま大人数のツアー客と重なっただけかもしれませんが、たしかに中国にもあるようなお寺なんかよりは教会のほうがいいんだろうなとも思いました。人が多いのは、台風のせいで一切海水浴ができない特殊事情もあるのでしょうが。。
それにしても中国人の写真にかける熱意には驚かされます。自撮り棒率が異常に高いのは今に始まったことではありませんが、自撮りでも他撮りでも完全なキメ顔とキメポーズでグラビアアイドルかというほどの完成度。
日本人だとどうしても恥ずかしさが先立ち、かえってふざけてしまったり、仲良しアピールでワイガヤな感じに走りがちですが、堂々と俺ってカッコいい!私って超美人!というポーズを取れてしまうのはすごいメンタリティだな、、と思いました。(もちろん実際には美男でも美女でもない)
そういう中国人のキメキメ写真を横から撮ってやろうと思ったのですが、さすがにデリカシーがないのでやめました。

ニャチャン大聖堂の裏手は鉄道駅