ニャチャン名物ネムヌォン Nem Nuongにチャレンジ

ライスペーパーで巻いて食べるネムヌォン Nem Nuong
名物の豚つくね巻き「ネムヌォン Nem Nuong」
サンライズニャチャンに14時ごろ戻って、3歳児は2時間ほどお昼寝。夕方までゆっくり部屋で過ごしました。
ベトナムは日の入りが早く、17時半にはもう真っ暗。食べてばかりですが、夕食を食べに出かけました。
この日の夕食はすでにあたりをつけており、「ニンホア Ninh Hoa」というガイドブックにも載っている人気店に行こうと思います。ニャチャン名物のネムヌォン Nem Nuongが食べられるローカル食堂です。
ややこしいのはニンホアという店名で紹介されてるのは日本だけで、グーグルマップではNem nướng Vũ Thành An、トリップアドバイザーではNem Nuong Dang Van Quyenという店名になっています。
ベトナム語はさっぱりわからないので、実は意味は似たようなことを言っているのか、もしくはそれぞれ違う店のことを言っているのかわかりませんが、地図の位置はいずれもだいたい同じです。似たような店が並んで立ってるということなのかな??
↓場所はこちら
サンライズニャチャンから600m、徒歩7分。ダム市場に行く途中にあります。
と、店名がはっきりしないながら、付近に行くと一瞬でわかりました。
さすが人気店だけあって、路上にまでテーブルと椅子が並び、大勢の人で賑わっています。ざっと見た感じ、地元の人も多そうですが、中国人観光客も多そうです。欧米人はほとんどいません。

路上にも席が広がるネムヌォン Nem Nuongの人気店
ネムヌォン Nem Nuongは食感と香りが絶品!
システムはよくわかりませんが、ともかく空いている席に座ったら、手際よく店員さんが来ました。メニューも何もないので他の人が食べてるものを指差して、「あれと同じのを2人前!」とアピールしたら、サクッと通じました。
ただ、料理と一緒に安いサイゴンビールの缶を2本注文したら、高級なサンミゲルのボトルが2本出てきたので、サイゴンビールに訂正してもらいました。隣の中国人も同じトラップにかかっていたようで、単なる間違いではなく、なんとなく対外国人の対応マニュアルのような気もしました。人気店なのになんともせこい客単価施策。。
ほとんど待たずにネムヌォン Nem Nuongが到着。生のライスペーパーに豚肉のつくね、揚げたライスペーパー、野菜、葉っぱ、赤いタレの皿が手際よく並べられます。人気店だけあって手馴れたもので、店員さんが食べ方のお手本を1つデモンストレーションしてくれました。
ライスペーパーを広げて、豚肉のつくね、揚げたライスペーパー、野菜、葉っぱをくるっと巻いて、赤いタレをつけて食べるようです。
一見B級グルメのようですが、なかなかこれは美味です。日本でよく知られている生春巻きよりもはるかに美味しいです。
ライスペーパーで揚げたライスペーパーを包むというアイデアが秀逸で、揚げたライスペーパーのシャクッとした食感に、葉っぱの鮮烈な香りが加わり、五感を刺激します。そして、赤いタレが、よくあるニョクマムに砂糖と唐辛子を混ぜたタレとは違い、エビとかが入った複雑な味わいで、これだけでも非常に美味です。(赤い見た目に反して決して辛いわけではなく、むしろ甘い?)
日本ではまだあまり知られてませんが、ネムヌォン Nem Nuongはうまく売り出せばヒットの予感がします。

店員さんがネムヌォン Nem Nuongの食べ方をデモンストレーション

完成したネムヌォン Nem Nuong。赤いたれが絶品!
ベトナムの発酵ソーセージ、チャールア Cha Lua
ネムヌォン Nem Nuongとは別にテーブルの上に葉っぱに包まれたちまきのようなものが置かれていました。これは食べた分だけ支払うシステムで、チャールア Cha Luaという豚肉の発酵ソーセージです。
ビールのつまみに軽くつまむのはよさそうで、特にクセもなく美味しいソーセージではありますが、こちらはまあ普通かな。
全体的にとても満足度の高いお店でしたが、唯一の難点はネムヌォン Nem Nuong一点勝負のお店なので、メニューも出て来ず、他の選択肢があるのかもしれませんが、追加注文するような雰囲気でもないので、サクッと食べてサクッと帰る感じにならざるを得ず、若干満腹感に欠ける点です。
3歳児はライスペーパーが噛み切りづらくて、あまりお気に召さないようでした。